発売決定!『僕愛』、『君愛』スピンオフ長篇『僕が君の名前を呼ぶから』 乙野四方字

2022年10月4日特集乙野四方字,shimano

2022年10月7日、2作同日公開予定
僕が愛したすべての君へ
君を愛したひとりの僕へ

そのスピンオフ長篇である『僕が君の名前を呼ぶから』の発売が決定しました!
その後、続編と言っても過言ではないのではないでしょうか。

書評はこちら

著者:乙野四方字
装画:shimano
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あらすじ

人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された時代──虚質(きょしつ)科学を研究する母と専業主夫の父とともに暮らす今留栞(いまどめ・しおり)は、中学2年の夏休みに訪れた元病院の敷地内で、内海進矢(うつみ・しんや)という青年と出会う。彼は鬼隠しに遭って姿を消した少年について調べているというのだが……別の並行世界を生きた、もう一人の栞の物語。『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』に続く待望のスピンオフ長篇

僕が君の名前を呼ぶから (ハヤカワ文庫JA) | 乙野 四方字 |本 | 通販 | Amazon

期待されること

※ややネタバレを含みます

あらすじによると『僕が君の名前を呼ぶから』の主人公?ヒロイン?はどうやらのよう。
君を愛したひとりの僕へ』のメインヒロインです。

この通称『君愛』で、栞は脳死状態となり、そして死に、幽霊となってしまいます。
この栞を主人公・暦が救おうとする物語が『君愛』。

そしてその救われた結果を描いた物語が、『僕が愛したすべての君へ』。
通称『僕愛』です。

しかし、『僕愛』は和音の物語がメインであって、(らしき人)の登場はわずかです。
すなわち、我々読者は脳死とならなかった栞の物語を、人生をまだ知りません。

本作のあらすじには「スピンオフ」とあります。
要は「派生作品」です。

よって、本作に期待されることは一つでしょう。

『僕愛』、『君愛』の主要登場人物の1人である
彼女の描かれなかった人生が描かれること。

がそれこそ自分の命をかけて救おうとした、そして救った

内海進矢という青年が追い求める「鬼隠しに遭って姿を消した少年」とはきっと……。

の人生が幸せなものであることを願い、発売を待ちましょう。

既に下記の通り、予約は始まっています。
発売は2022年8月10日の予定。
映画ともども楽しみに待ちましょう!

文庫本

電子書籍

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自称システムエンジニアのくせに、農学系の地方国立大に通うおかしな生き物。 ひつぎ教育研究所社長。 好物は恋愛小説と生物学、哲学。BL以外はなんでも読む雑食。 一応、将棋のアマ二段。