『リゼロ』重要な謎・伏線まとめ

2023年6月30日シリーズもの,ネタバレ含む長月達平

ストーリーに大変多くの謎や伏線が含まれる『Re:ゼロから始める異世界生活』。
長い作品でもあるので、ここでは謎や伏線の中でも特に重要そうなものを確認してみます。(全部というのは到底不可能な量ですからね。)
いずれも第七章が完結(本編第33巻)した現時点で明確な答えが明かされていないものですので、考察したりして先の展開を楽しみに待ちましょう。
私も一部は考察記事も挙げていくつもりです。

当然ながら、最新の本編第七章まで、更には外伝や短編集などのネタバレを大いに含みます。
それらの作品をどれも少なくとも一回は読んでからご覧ください。
そこまで読んでいない方にはまず以下の記事をお勧めします。

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400年前の関係者、及び関係が疑われる者

さて、『リゼロ』の謎における重要な要素としては、400年前の「魔女の時代」が挙げられます。
大きな謎や伏線はこの時代に関係するものが多いように思われます。
そこで、まずは400年前の出来事への関係が疑われる重要人物を取り上げ、その人物周りの謎や伏線を見ていきましょう。

ナツキ・スバル、パトラッシュ

  • 会ったことも無い筈なのに相思相愛を思わせるサテラ(嫉妬の魔女)との関係は。一体2人の間に何があったのか。
  • 地球からどうして転移してきたのか。それをさせた者は誰(サテラ?)なのか。
  • 「死に戻り」の仕組みはどうなっているのか。スバル単独の不完全な「死に戻り」は何か。
  • 本編開始時点から保有する魔女因子は、傲慢か、嫉妬か。傲慢の大罪司教候補でもある。
  • フリューゲルとの同一人物疑惑と、2人の間にある違いは。「賢人候補」の意味とは。
  • アルやサテラの言葉に可能性が表れていたが、スバルなら嫉妬の魔女を殺せるというのか?反対に、宣言通りサテラを救うことは出来るのか。
  • スバルが名付けた筈のパトラッシュをボルカニカが知る理由。今後タイムスリップでもするのか。しかし彼女が最初からスバルに献身的だった理由は。

ナツキ・スバルに関する考察はこちらの記事にあります。

エミリア、パック

  • サテラとエミリアの類似性と、2人の間にある違い。
  • 森の封印は何か。何故エミリアが鍵なのか。
  • パックが娘と呼ぶエミリアは、パックが探し出した時点では生まれていない筈だという時系列の矛盾。
  • エミリアの実の母親は誰か(ミネルヴァ?)。上と同様、何故400年前を生きた魔女たちが知っているのか。
  • エキドナとパックの間にはどんな契約や利害、関係があったのか。何故パックは人工精霊となったのか。

サテラ(嫉妬の魔女)、エキドナ、その他の大罪の魔女

  • サテラがスバルに死に戻りをさせている理由は、自分を殺してもらうため?
  • サテラが400年前に他の大罪魔女を滅ぼし、封印された経緯。初代剣聖や神龍をしても滅ぼせなかった力とは。
  • 6人の大罪魔女たちのサテラの影に呑まれたのとは異なる死因があるかのような描写の真相は。彼女らの記録があまり残っていないのには何か理由があるのか。
  • 上と関連しているのか不明だが、2人のエキドナ(人工精霊は除く)の違いと関係性は一体。
  • エキドナは果たして味方なのか敵なのか。彼女の目的(大災への対処?)は何か。エミリアを嫌う理由は何なのか。
  • オリジナルの叡智の書を持つエキドナは、どんな秘密を、未来を知っているのか。

ロズワール、ベアトリス

  • ロズワールの「龍を殺す」目的は、魔女の再誕後の現在でも「先生」との再会に繋がるのか。果たしてボルカニカ殺害は実行され、成功するのか。
  • ロズワールが既に何かを仕掛けている可能性。叡智の書の復元結果は何を示すのか。
  • ロズワールやベアトリスは、スバルの状態や魔女因子などについて何をどこまで知っているのか。その上での彼らの思惑は。
  • ベアトリスとスバルの最高の相性は、エキドナによって仕組まれたものなのか。そうだとすれば、その理由とは。

アルデバラン

  • 嫉妬の魔女を知るかのような言動の意味、「救えなかった」過去とは。
  • 「領域」の権能の詳細。保有する魔女因子は、傲慢か、嫉妬か。傲慢の大罪司教候補でもある。
  • プリシラに仕える以外の、本編での行動の目的とは。レムの存在とラムの生存を聞いて激高した理由は。
  • スバルとの同一人物疑惑。そのスバルに対して向ける感情は。
  • アルデバラン=昴の後星という星の名前と、その名を嫌い「後追い星をやめた」意味は。
  • 彼が「先生」と呼ぶ人物は誰か。やはりエキドナなのか?

アルデバランに関する考察は(スバルについてと共に)こちらの記事にあります。

その他の人物関連

  • 「英雄にしかなれない」と称されるラインハルトの内面はどうなっているのか。彼があれほどまでに世界に愛されている理由は。
  • フェルトは王家の生き残りか。逃がされた理由、まさかのバルガ・クロムウェルに託された理由は。
  • プリシラにとって「生き残った方が得になる」、あまりに不穏な憤怒の大罪司教の正体。最悪の場合、エミリアはどうするのか。
  • クリンドの正体と権能の詳細。憂鬱の魔女因子の所持者なら、ヘクトールを殺したのか。

特に重要なキーワード

上記の謎や伏線の中で多用した太字は、いずれも特に重要そうなキーワードです。
続いてはこうしたキーワード、具体的には主に400年前魔女因子権能魔女教王選に関連するものを挙げていきます。

  • 魔女因子とは何か。同じくそれを保有する魔女大罪司教の間に何も違いは無いのか。
  • 現在の魔女教、及びパンドラの目的とは何か。現在の残虐なテロ組織に変わる前はどうだったのか。ペテルギウスの他の創設者と、創設の目的は。
  • プレアデス監視塔の一層の手形は誰のものか。その候補である、ファルセイルやシャウラ、サテラにボルカニカを含めた400年前の人物の関係は。
  • の建設目的とそこに試練を置く理由は何か。建設した人物は誰か(これもエキドナ?)。
  • 神龍ボルカニカと最後の獅子王ファルセイル・ルグニカとの間で交わされた盟約の内容は。王家が途絶え、現在の王選のメンバーが選ばれた理由は。
  • 王家断絶の理由は。パンドラが黒蛇を誘導したのか。もしそうならその理由は。
  • 「いずれきたる災厄」の数々。(ここでは一つ一つ取り上げることはできないので、いずれ別の記事にて。)
  • 観覧者とは。オドラグナや大瀑布など、リゼロ世界の秘密は。

以上、箇条書きの形にはなってしまいましたが、私が特に気になる謎や伏線をまとめてみました。
複数の疑問をまとめたものや、逆に答えが重なるだろうものもありますが、合計では40個になりました。
無論、直近の章の内で完結するものや、一部の人物にのみ関わるものなどを含めれば遥かに多い数があるのは言うまでもありませんね。
また重要なものであっても、見逃しはきっとあるでしょう。
ここで記載された謎や伏線に留意しながら、あるいは漏れているものを探しながら『リゼロ』を読み返し、作品の続きを大いに期待してみては如何でしょうか。

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litmus paper

理系の大学生。好きなジャンルはミステリーやファンタジー。基本的には幅広く読んでいますが、(高校時代の経験から)今は青春小説を苦手にしています。