「リゼロ」外伝『剣鬼戦歌』はいつ出版されるのか考察

シリーズもの,特集長月達平

『Re:ゼロから始める異世界生活』の外伝であるExナンバーが付された作品は、現在(2023/8/18)のところEx5『緋色姫譚』までの全5冊となっています。
その中で唯一シリーズものとなっているのが、過去のヴィルヘルムを主人公としたEx2『剣鬼恋歌』Ex3『剣鬼恋譚』の2冊です。
今回はその続編に当たる『剣鬼戦歌』がいつ出版されるのか、考察・予想を述べていきたいと思います。
リゼロ本編や外伝については以下の記事をご覧ください。

『剣鬼恋譚』の最後は、明らかに話が続くことを示して終わっていました。
その続きの物語は『剣鬼戦歌』として、雑誌コミックアライブにて掲載されています。(2017年9月号~2018年5月号)
既に小説自体は書かれており、今は出版が待たれている状況ということですね。

なお、Ex3『剣鬼恋譚』の発売が2018/06/25、Ex4『最優紀行』が2019/12/25ですので、『剣鬼恋譚』の後にシリーズ三作が続く形で出版することも出来たと思います。
しかしそうならずに5年間続きが出版されず、現状の発売順になったことにはいくらか理由が考えられます。
まず間違いないと思われるのは、最新の本編の内容と関連が深い時期に外伝が出版されるということです。
具体的に見ていきましょう。

Ex1『獅子王の見た夢』は第三章の7巻の前に出版(2015/06/25)され、三章後半で活躍するクルシュ陣営に焦点が当てられています。
Ex2『剣鬼恋歌』は第三章の7巻の次に出版(2015/12/25)され、7巻の『ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア』で語られた内容を掘り下げています。
Ex3『剣鬼恋譚』は第五章の17巻の前に出版(2018/06/25)され、共通の重要な登場人物が複数出てきます。
Ex4『最優紀行』は第六章の22巻の前に出版(2019/12/25)され、六章で焦点が当たるユリウスが主人公となっています。
Ex5『緋色姫譚』は第七章の28巻の前に出版(2021/09/25)され、プリスカを筆頭に七章及び八章で活躍する帝国勢の過去を描いています。

このように、すべての外伝で出版時期が考えられていることが分かります。
では、『剣鬼戦歌』の内容はどうでしょうか。
書籍及びweb版における最新の本編の内容は、『剣鬼戦歌』で描かれる内容と関わっています。
ですから、いつ出版されてもおかしくは無いと私は考えています。
しかし、『剣鬼恋譚』にも登場したストライドについては七章から言及されていますが、八章では彼など『剣鬼戦歌』と深く関わる展開が今後あるかもしれず、その場合は出版はもっと後になることも十分に考えられます。
いずれにせよ、本編との内容の関連の観点から、八章完結までに『剣鬼戦歌』が出版される可能性は高いと考えます。

もう少しだけ細かく予想してみましょう。
リゼロは三か月に一度の刊行というペースとなっています。(早いですよね。)
現在、書籍に先行するweb版には小説一冊分以上の差が無い状態が続いており、本編の枠を外伝(や短編集)に譲れない、ということは無いでしょう。
先に述べた通り、『剣鬼戦歌』は改訂作業はあるかも知れませんがいつでも出版でき、時期的にも相応しそうな状況です。
そこで私の予想は、『剣鬼戦歌』は次の35巻発売前後、すなわち9月か12月と間もなく書籍化される、というものです。
保証はしませんが、期待して待ってみてもいいかも知れませんよ。

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litmus paper

理系の大学生。好きなジャンルはミステリーやファンタジー。基本的には幅広く読んでいますが、(高校時代の経験から)今は青春小説を苦手にしています。